
格安SIMへの乗り換えを検討されている方の中には、過去の利用状況などから審査に通るか不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
スマートフォンの利用は生活に不可欠なものですが、契約できるかどうかの心配は避けたいところです。
今回は、そのような方でも比較的契約しやすい、あるいは審査なしで利用できる格安SIMについて、その種類や選び方のポイントを解説します。
審査なしで契約できる格安SIMはあるか
携帯電話の契約にあたっては、一般的に審査が行われますが、過去の利用履歴や信用情報に不安がある方でも、スマートフォンを持つことを諦める必要はありません。
携帯電話会社は、料金回収のリスク軽減や不正利用防止のため、契約者の信用状況を確認する審査を行います。
しかし、過去の携帯料金滞納やクレジットカード延滞、自己破産などの経験で信用情報機関に記録がある場合、この審査が大きな壁となることがあります。
現代社会でスマートフォンは生活に不可欠なツールであり、契約への心配は避けたいものです。

携帯ブラックでも契約できる格安SIMがある
「携帯ブラック」と呼ばれる、過去の携帯料金の未払い・延滞などにより、通常の携帯キャリアや多くの格安SIMサービスでは審査に通ることが難しい状況の方でも、契約できる可能性のある格安SIMサービスは存在します。
携帯ブラックとは、携帯電話料金やスマートフォンの分割払い代金の支払いが長期間滞納されたり、債務整理を行った結果、信用情報機関(CIC、JICCなど)に事故情報として登録された状態を指します。
これらの情報は通常5年程度記録され、その間は新たな携帯電話の契約などが難しくなります。
しかし、一部の格安SIMサービスでは、こうした信用情報に依存しない、あるいは独自の審査基準を設けることで、幅広く利用者の受け入れを目指しています。
過去の記録に影響されずに、新たな携帯電話サービスを開始したい方々にとって、重要な選択肢となり得ます。
審査なしを謳うサービスは存在する
「審査なし」を明確に掲げているサービスも登場しています。
これらの多くは、携帯ブラックの方の利用を想定しており、多くの人がスマートフォンを契約できるような仕組みとなっています。
過去の信用情報に影響されずに、新しい携帯電話サービスを開始することが可能です。
ただし、「審査なし」であっても、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)の提出は必須となる場合がほとんどです。
これは、法令で定められた契約時の本人確認義務を果たすためであり、不正契約を防ぐためでもあります。

審査なしの格安SIMにはどんな種類があるか
審査なし、あるいは審査が非常にゆるいとされる格安SIMサービスは、いくつか種類に分けられます。
ご自身の状況や希望に合うサービスを見つけるための参考にしてください。
大きく分けると、信用情報機関の情報を参照しないサービスと、形式的な審査のみで実質的に誰でも契約できるようなサービスが存在すると考えられます。
過去に金融トラブルがあった方、学生で収入が安定しない方など、様々なニーズに対応したサービスが見られます。
審査なしの代表的な格安SIMサービス
「審査なし」や「携帯ブラックでも契約可能」であることを前面に打ち出しているサービスとしては、「誰でもスマホ」や「だれでもモバイル」、「サンシスコン」などが挙げられます。
これらのサービスは、申し込み者の多くが契約できることを目指しており、比較的ハードルが低いのが特徴です。
例えば、「誰でもスマホ」は過去の滞納歴があっても利用できることをアピールし、端末とSIMカードのセット契約が中心となることが多いです。
「だれでもモバイル」や「サンシスコン」も同様に、審査へのハードルを下げたプランを提供しています。
これらのサービスでは、支払い方法にコンビニ払いや口座振替を選べるなど、クレジットカードを持てない方でも契約しやすいように配慮されている場合が多いです。
これは、クレジットカードの審査に通らなかった方や、利用を避けたい方にとって大きなメリットとなります。
初期費用や月額料金は、一般的な格安SIMと比較してやや高めになる傾向がありますが、確実にスマートフォンを使いたいというニーズに応えています。
審査がゆるいとされる格安SIMサービス
「審査なし」とまではいかなくても、一般的な格安SIMサービスと比較して審査がゆるいとされているサービスもあります。
例えば、楽天モバイルやahamo、mineo、LINEMO、UQモバイルといったサービスは、条件によっては比較的審査に通りやすいと言われています。
これらのサービスは、大手キャリアのサブブランドやオンライン専用プラン、あるいは比較的自由な料金体系を持つMVNOなどが含まれます。
楽天モバイルは自社回線、ahamoやLINEMOはオンライン完結型、mineoはMVNO、UQモバイルはauのサブブランドとして、それぞれ特徴があります。
ただし、これらのサービスであっても、過去の携帯料金の長期滞納や、信用情報機関に登録されている重大な事故情報がある場合は、審査に落ちる可能性もゼロではありません。
直近の滞納記録や複数の金融機関での延滞などは、審査でマイナス要因となることがあります。

審査なし格安SIMを選ぶ際の注意点
審査なしや審査がゆるい格安SIMサービスは、スマートフォンを持つための有効な選択肢ですが、いくつか注意しておきたい点があります。
これらのサービスは、契約のハードルを下げる代わりに、他の側面で利用者に負担が生じたり、制約があったりする場合もあります。
そのため、契約前にサービス内容や条件を十分に理解しておくことが非常に重要です。
料金やサービス内容の違い
一般的に、審査のハードルが低いサービスや「審査なし」を謳うサービスでは、一般的な格安SIMサービスと比較して月額料金がやや高めに設定されている傾向があります。
これは、審査リスクを負う事業者が、そのリスクを料金に転嫁しているためと考えられます。
単に月額料金だけでなく、初期費用、オプション料金、ユニバーサルサービス料、消費税といった、毎月かかる費用をすべて合算して比較検討することが大切です。
また、データ通信速度や、利用できるデータ容量、通話オプションの内容、サポート体制などもサービスによって大きく異なります。
例えば、通信速度が時間帯によって遅くなったり、データ通信量の上限に達した際に通信速度が著しく低下する、といった制限がある場合もあります。
サポート体制についても、電話での問い合わせが有料であったり、チャットサポートのみであったりと、サービスによって様々です。
ご自身のデータ通信量、通話頻度、求めるサポートレベルなどを具体的に把握し、料金とのバランスを見ながら、ご自身のライフスタイルに最も合ったサービスを選択することが重要です。
契約条件の確認事項
サービスを選ぶ際には、月額料金だけでなく、初期費用、契約期間の有無、解約金、支払い方法などの契約条件をしっかり確認しましょう。
特に、クレジットカード払いが必須か、口座振替やコンビニ払いなども選べるのかは、審査に不安がある方にとって重要なポイントです。
クレジットカードが使えない場合でも、口座振替やコンビニ払いに対応しているサービスであれば、契約の道が開けます。
また、SIMのみの契約を検討している場合は、現在お使いのスマートフォンでそのSIMが利用できるか、SIMロックの解除が必要かなども事前に確認しておくとスムーズです。
SIMロックがかかったままでは、他社SIMカードを利用できません。
お使いの端末がその格安SIMの対応周波数帯に対応しているかどうかも、事前に確認しておくべき事項です。
さらに、契約期間が定められており、期間内に解約すると高額な違約金が発生するケースもありますので、最低利用期間や解約に関する条件も必ずチェックしましょう。
eSIM対応か、海外ローミングに対応しているかなども、利用シーンによっては重要な確認事項となります。
まとめ
これまで、格安SIMの審査に通るか不安に感じていた方に向けて、携帯ブラックでも契約しやすい、あるいは審査なしで利用できる格安SIMについて解説しました。
審査なしや審査がゆるいサービスは、過去の利用状況に関わらずスマートフォンを持つための、確実な選択肢となります。
代表的なサービスとしては「誰でもスマホ」や「だれでもモバイル」などが挙げられ、それぞれに特徴がありますが、総じて契約のハードルが低い点が共通しています。
ただし、これらのサービスは一般的な格安SIMに比べて月額料金が高めになる傾向があったり、通信速度やサービス内容、契約条件が異なる場合もあります。
ご自身の利用状況や希望、そして経済的な側面を総合的に考慮し、最も適したサービスを慎重に選び、快適なスマートフォンライフを送りましょう。
